キリスト教政治の会

右でもない左でもない、キリスト教信者たちに伝える政治の話です。

アメリカの大統領選の行方

いよいよ米国大統領選の為にまず、
注目すべき民主党予備選が始まった。
現職のトランプ大統領が再選されるのか、それを越える候補者が出てくるのかどうかは今始まったばかりの民主党予備選にかかっている。

アメリカの大統領選の仕組みはちょっと分かりにくい。まずは各党ごとに党内選挙が行われて本選に出馬する候補者選びが行われる。そこから今年の11月に行われる大統領選に挑戦するのだ。
勿論本選には複数の政党の代表が参加しても良いのだが11カ月に及ぶ長い選挙戦を、しかも東はニューハンプシャーからハワイに至る全てをまわり選挙戦を戦う体力及び莫大な資金力たぶん100億円以上かかる選挙費用を持ち合わせる候補者は限られている。だから金のかからない党予備選で勝ち残り、
党の豊富な資金力で本選に出馬するのだ。

今回ニューヨークの大富豪ブルームバーグが挑戦しようとしている。彼は資産数兆円を持ち合わせ世界中の株式を左右する財界の大物である。その人が
金持ちに莫大な税金をかけて国民皆保険を実現すべきであると言っている。かなり大胆な発想である。
私は個人的には良い考えだと思うけれど、その事が実現する前に兆の金持ちは住所を外国に移すのではないかと心配する。

似たような考えをする人がサンダースであるが彼はカリスマ教授であり、草の根的ボランティアの固まりのような人であり、その行動力に対して若者に絶大な人気がある。アウシュヴィッツを経験した親族を持つユダヤ人である。ちなみにブルームバーグユダヤ系であるが。

今ひとり注目すべきは38才のハーバード大学卒業の優等生ブティゼッジである。彼は自らゲイである事を明らかにして市長を務めている。
若さとマイノリティの支持を集めている。

さて長い選挙戦を生き残るのは誰であろうか。