キリスト教政治の会

右でもない左でもない、キリスト教信者たちに伝える政治の話です。

愛国者と言う厄介者

川崎市議会によってヘイト禁止条例が可決された。
川崎市は特に川崎区、幸区は元々大手の企業の持つ倉庫及び工場が多くあったところで、低賃金で働く労働者が多く住んでいた町であり、治安が悪かった。
そこに低所得の外国人(おそらくヘイトの対象となる朝鮮半島からの人びと)が多く住んでいる。
よって彼らのコミュニティが攻撃の対象になっているのだろう。
どこの国にも同じ国から来た人びとが助け合って暮らす特定の地域は存在する。そして彼らの持つ母国の文化と宗教が攻撃されて来た歴史がある。
今世界的規模で見ると固有の文化を大事にしようと言う運動とともに、他の文化及び宗教を排除する動きも存在する。

ミャンマーロヒンギャ問題、中国政府によるウイグル簇に対する政策等、勿論経済的理由もあるだろう。しかし根底にあるのはやはり自分たちの文化を守ろうとするあまり他の存在を否定する事である。
まさにかってのヒットラーの思想に通じるものがある。
そして国家的にその事が行われたのが600万人の大虐殺であった。
民主主義は時には恐ろしい結果を招く事があるのを
全ての人びとは知るべきである。

まことの宗教は神の下に全ての人が兄弟であると教えている。
やはり差別を乗り越える為、この考えを広める必要がある。