キリスト教政治の会

右でもない左でもない、キリスト教信者たちに伝える政治の話です。

左翼と右翼の合流の先にあるもの

最近の日本共産党の動きは不可解である。
かなり自民党よりになってきている。
天皇制容認したような発言があったと思えば、
自衛隊は災害救護に必要なものであり、軍隊としての自衛隊は少しずつ縮小して行けば良いとまで言う。
共産党内部の勢力図が変化したせいかも知れないが
世界的潮流が変化する中での、自分達の立ち位置を模索しているのであろう。

今年の米国の大統領選の民主党予備選でも政府の財政を拡大社会主義的政策を掲げて戦うサンダース上院議員がかなりの支持を獲得している事が驚きである。
小さな政府を目指した共和党の人達もトランプの言う二百兆円を越える財政を出動して国民ひとりひとりに千ドルを越える金を配ることを決めた。ここに
国家の危機に左翼も右翼もないことを明らかにした。
さて日本でも野党も与党も共になって新型コロナウイルス災禍に立ち向かって欲しい。
そして来るべき経済的危機に大規模な対策を出せるのか試される時だ。
貯蓄のある大企業に多くの国債を買って頂き庶民を苦しめずにこの危機を乗り越えて行けるかどうかは、与党と野党の協力が欠かせない。