キリスト教政治の会

右でもない左でもない、キリスト教信者たちに伝える政治の話です。

今、アメリカで起きている事。

最近起きた、白人警官による過剰な暴力によってアフリカ系アメリカンの男性が死んだ。
明らかな私刑による死である。その町の市長は怒り加害者の警官を即首にした。さすがに米国の市長は権限が強い。
アメリカの警察署長でも首にできるほどの権限が市長には与えられているのだ。
市長は市民が選挙で選んだ。だから警察署長より上である。
安倍さんはそれに習って検事総長を自分で指名したかったのでは有るまい。それはともかく、
それ以後のアメリカにおける反差別運動の嵐が凄まじい。
多くのセレブ達が、反差別の訴えをSNS に投稿している。デモが米国各地に起きている。

この事に対する日本人女性のコメントが恥ずかしい。
彼女いわく、黒人男性は偽造貨幣で何かを盗もうとしたのだから、その結果は当然の報いであると言う。
私はアジア人が米国において差別される事もあるのを知っている。
かって戦時中カリフォルニアの日系人が全て収容所に入れられた事を知っている。
同じように敵国のドイツ系アメリカンはそんな事にならなかった。以後ジャップと呼ばれた時代もあり今、欧州で中国人差別が起きた。
だから、日本人は人種差別の激しさを知らない。
簡単にコメントをするべきでないのだ。

日本人の女性は白人とも黒人とも結婚できる。
その事は素晴らしい。
私の愛する娘の母親は白人のアメリカンであり、そんな娘は日本人の血を受けている事を誇りに思い、ある新興企業の幹部として白人のアメリカンの部下に慕われて、カリブ系男性の夫を持ち可愛いい息子を連れてオフィスに行くほど幸せに、かつ真のニューヨーカーとして生きている。
そんな娘も黒人差別には強く反対しデモに繰り出すのだ。
それはアメリカの歴史において、

黒人がまず最初にひどい差別に苦しみ、それ以前にはネイティブインディアンが排斥された。そしてアジア人そしてスパニッシュ特にメキシコ人と差別は続くのだ。

だから、日本人の血持ち白人の血を受けている娘は双方の仲立ちとして、憎しみによってではなく
平和を願い差別反対を叫んでいる。私はそんな娘を誇りに思う。